本日、霜月一日の月次祭(つきなみさい)に併せて神宮大麻頒布始祭(じんぐうたいまはんぷはじめさい)が斎行されました。
神宮大麻(じんぐうたいま)とは、読み下すと「かみのみやのおおぬさ」と読み、伊勢の神宮でお祓いを修めた御神体のことを指します。
紙製の御札で中央には天照皇大神宮(あまてらすすめらおおかみのみや)と墨書され、伊勢神宮のお印と大宮司のお印が押されています。
伊勢の神宮は日本全国の総氏神様であり、皇室の祖先神をお祭りする神社でございます。
神棚の中にはまず、この神宮大麻を納め、第一の御神体とする重要な御神札なのです。
お正月に御神札・御守を取り換えるご家庭がほとんどと思いますが、新たな気持ちで新年を迎えるべく、伊勢の神宮より下された神宮大麻を御神前に祭り、氏子崇敬者の方々にお分けし始めるのがこの神宮大麻頒布始祭という祭典です。
前置きが長くなりましたが。
早朝、ご神前には新しい神宮大麻が並べられ、職員一同参列の下粛々と祭典が斎行されました。
この日本国に住まう皆様には何をおいてもまずはこの御神札をお祭りして頂き、日々お護り頂いている神様への感謝、祈願のよすがとして頂けたらとの想いをこめ、神宮大麻をお届け致してております。